【祝・販売開始】日本で買えるツァリッチのワイン

 
クロアチア フヴァル島のこだわり個人経営ワイナリー、ツァリッチのワインが、2022 年、初めて、日本に数量限定で入ってきましたよ!

ご購入は福岡県八女市のこだわり古民家酒屋、えびす酒店オンラインストアで!
数量限定ですのでご注文はお早めに〜

 
コメント東京クロアチア倶楽部の Facebook や Twitter で告知した通り、東京クロアチア倶楽部恒例の「クロアチア関連商品を自腹購入して勝手に応援」企画拡大版として始まったプロジェクト。

ちょこちょこ応援動画なども配信していますので、東京クロアチア倶楽部 TwitterFacebook Instagram もチェックしてみてくださいね!

 

ヴィナ・ツァリッチ(Vina Carić)とは

ヴィナ・ツァリッチは、記憶に残らないくらいの昔から何世代もフヴァル島に住み、ワイン作りに関わってきたツァリッチ一家が、クロアチア独立後に家族で立ち上げた小さなワイナリー。

2400 〜 2500 年前、古代ギリシャ時代から続くワイン産地であるクロアチアの、当時から継続して耕作が行われてきたことで世界遺産にもなっているスタリ・グラド平原があることで知られるフヴァル島。
なんと、ツァリッチのワインのうちの数種類は、このスタリ・グラド平原の畑で育てられたブドウで作るものもあるんです!

 
ユネスコの公式な登録名は日本語だと「スタリー・グラード平原」。

 

ただ東京クロアチア倶楽部は「できるだけ現地語に近い音で表記する」ことを心がけているので、「スタリ・グラド平原」と書くことにしています!

 
なぜ「できるだけ現地語に近い音で表記する」ことにこだわっているかというと、皆さんが旅行に行った時、カタカナ発音でもちゃんと通じて、問題なく行きたいところに行けるようであってほしいからです〜。

 

クロアチア語、意外とカタカナ発音で行けるので、カタカナさえ近くしとけばノープロブレム!

 
ヴィナ・ツァリッチについてもっと知りたい方はこちらも合わせてどうぞ
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ワインリージョンとしてのフヴァル島をもっと知りたい方はこちらをどうぞ
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【数量限定】日本で買えるツァリッチのワイン

2022 年現在、日本で購入できるツァリッチのワインは次の 6 種類。
販売は在庫限りなので、ご興味のある方はお早めのご注文をおすすめします!

希少品種のスパークリング、ダニツァ(白泡)

ダニツァ(Danica)は、フヴァル島固有のブドウ、ボグダヌシャ 100% の爽やかなスパークリングワイン。

ボグダヌシャはフヴァルの固有種の中でも古株で、名前の意味はなんと「神様から賜ったもの」!
その名の通り、フヴァルでは昔から祭礼で使用されるワインを作るための重要なブドウでずーっと作られ続けて来ています。

また、フヴァル島では魚介類の中でも特に貝類との相性がよいとされ、貝を食べる時はボグダヌシャをあわせるのが定番ペアリングになっています。
さっぱりとドライな味わいながら優しさ、エレガントさも感じられる味わいなので、貝以外でもシンプルな味わいのホワイトミート、グリルした魚介類や野菜などと合わせても非常に美味しくいただけます。

 
日本でいうとお神酒専用品種みたいな感じなんですかね〜。
 
専用ってことはないですけど、特別なブドウではありますよね。

100% ボグダヌシャのワインは珍しくて、他のブドウがメインのブレンドに深みや香りを加えるために使われることが多いそうです。

ボグダヌシャ単一のワインはそれだけでも希少価値が高いのですが、スパークリングワインは更にレア。
これはフヴァル島でも生産しているワインメーカーが限られるので、今回輸入したワインの中にこれを加えられたのは奇跡に近いです!

エレガントで可憐!土着品種ベースのツェサリツァ(白)

ツェサリツァ、というのは英語で言えば Empress、女帝という意味の名前です。
日本語にすると、なんだかいかめしくて近づきがたい響きになってしまいますが、この女帝は優雅でエレガントで気高く、でも同時に例えようのない可憐さのある、国民が皆ファンになってしまう、そんなタイプの女帝。

多様性のある国民を受け止める包容力を象徴するように、ツェサリツァはクロアチア土着種、フヴァル土着種を美しくまとめ上げた 1 本です。

ブレンドに使用されているブドウは次の通り。

  • ボグダヌシャ
  • ポシップ
  • マラシュティナ
  • プルチュ
  • ムシュカート・ジュティ

上述の通り、ボグダヌシャが入ってくるのはフヴァル産の白ワインではよくあること。
ダルマチアを代表する白ワイン品種であるポシップとマラシュティナとのブレンドは、変な言い方ですが「理解できる」ブレンドです。

しかし、ここでそれ以外のブドウを、このセレクションでブレンドしてくるというのが、ツァリッチの面白さ!

特に注目したいのがプルチュ(パルチ、プルチなどとも呼ばれる)というブドウ。
これはフヴァル島にしかないのに、島の中でも端っこにちょっと生えている程度にしかない、超ウルトラ希少品種なんです。

おそらくフヴァルでもプルチュ単一の畑は存在しないのでは…というレベルの希少性の高さで、単一品種ワインは多分フヴァルでも 1 つのみ、なのででき次第すぐ全部はけてしまってとにかく手に入らない!
ブレンドでもなんでも、見かけたらとりあえず飲んでおいたほうがいい、というレベルで珍しいです。

香りも個性が強く、プルチュ(=雄山羊)という名前がつけられた元となった、人によっては「獣臭い」と表現するような癖があります。
ただ、こういった「獣臭さ」というのは、香料として愛されるムスクと同様、使いようによってえも言われぬ香りを生み出すもの。

それを実現するために、ここに甘い香りで知られるムシュカート・ジュティ(モスカート・ジャッロのクロアチア系品種)を合わせて昇華させるというセンス。
もう、脱帽としか言いようがないです。

文句なしで素晴らしいです。

 
東京クロアチア倶楽部管理人、赤ワイン派なんですが、クロアチアは白ワインのレベルがやたらと高くて、クロアチアにいる間すごく白ワイン飲んでしまうんです。
 
そんなレベルの高い白ワインが集まるクロアチアでも、ツェサリツァは正直出色のできだと思っています。
こういうブレンドを考えて、こういう形にまとめられるのはワインメーカーのセンスと腕、それに尽きる。

ヨーロッパ 夏のド定番、キリッとドライなロゼ・マリノ(ロゼ)

ロゼワイン、日本だと「甘い」「きれい」「映える」くらいの印象しかない人が多いような気がするのですが、実はロゼ、ヨーロッパ(特に南の方)だと夏ワインの定番。
夏になるととりあえず皆ロゼ飲む!という感じで、ロゼの消費量は年々増加中なのです。

 
なんでかなー、と考えながら日本で手に入るロゼを見ると、そもそも入ってきているロゼが甘めのもの中心な気がしました。
まあ軟弱なタイプのロゼというか…
 
別に軟弱ではないw
失礼ですよ〜!
 
まあ、軟弱かどうかはさておき、ヨーロッパで夏に飲まれているロゼはドライでさっぱりした辛口がメインですね。
香りや色は華やか、でも口にすると爽やかで、熱い時のリフレッシュにはピッタリ。
 
ペアリングできる食べ物の幅も広く、魚介から肉料理まで合わせられるフードフレンドリーなワインが多いのもロゼの魅力。
夏暑い時は、お肉料理にガッツリ系の赤…では重すぎて、持て余すことがありますからね。

ツァリッチのロゼは、クロアチアのダルマチア地方を代表する赤ワイン用ブドウ品種、プラヴァッツ・マリ 100 %のロゼです。

フヴァル島は、ダルマチアにいくつかある、プラヴァッツ・マリ特級クラスの産地で、ツァリッチの畑がある島の南、海側の斜面は特に名高い畑。
ブドウの品質は折り紙つきです。

さらに、フヴァル島を始め、この地方には長いロゼワインづくりの歴史があります。
ロゼワインの歴史は茫洋としていて、明確に「いつ」というのはないのですが、私達がイメージするようなロゼワインの生産が世界に広まったのは 20 世紀も後半になってからのこと。

そんな中で「オポル」または「オポロ」という伝統的なロゼワインを持つダルマチア、特に一時期はオポロが他のワインを凌ぐ生産量をあげていたフヴァル島のロゼは、歴史的に見ると別格と言っていい存在なのです。

そのオポロを現代的に解釈し、海に向かった最上級の畑で「ロゼ・マリノ」つまり「海のロゼ」に仕上げたツァリッチのロゼは、歴史という面でも、出来という点でも本当にオススメです。

 
ちなみに「ロゼ・マリノ」はこの南向きの畑の下草に多いローズマリー、現地の言葉で「ルジュマリン」の音にもひっかけたネーミングなんだそうです。
シンプルだけど凝ったお名前、まさにこのロゼを体現していますね!
 
プラヴァッツ・マリのロゼ、近年すごく増えてきているんですけど、出来がいいのは割と少ない気がします…。
そのため「プラヴァッツ・マリはロゼに向いてないんじゃないか」と思っていた時期が私にもありましたが、いくつか素晴らしいロゼに出会って考えを改めました。
皆もっとツァリッチ、ミロシュ、コルタ・カタリナ、リズマンみたいなロゼを作ってほしい!
 

国際品種と土着品種のマリアージュ、ユボ’ヴ

ツァリッチ家の息子さん、ユボ君のお名前が元となった変わった名前のワイン、ユボ’ヴ。
こちらはクロアチア土着品種のプラヴァッツ・マリとフヴァルの土着種ダルネクシャ、それに国際品種のメルロとシラーをブレンドした 1 本です。

 
クロアチアのお名前として、クロアチア語で『愛』を意味する言葉、『リュバヴ(ljubav)』をベースにした『リュボ』というのがあります。
『ユボ』というのは、これのフヴァル方言バージョンなんだそうです。
 
なるほど、『ユボ』君と『愛』=『リュバヴ』をかけ合わせた『ユボ’ヴ』なんですね。
 
そう、ユボくんへの愛情と、フヴァル島への愛情が両方もりこまれた、とても素敵で暖かいお名前なんです。

フヴァルのプラヴァッツ・マリは、『3 つの太陽』と呼ばれる、『直射日光』『アドリア海からの照り返し』『石灰岩ベースの白っぽい大地からの照り返し』を受けて育ち、太陽を液体に閉じ込めたようなエネルギーのある味わいが特徴です。

これに国際品種のメルロとシラーを加えて馴染み、親しみやすさを生み出し、さらにフヴァルとお隣のヴィスにしか生えていない希少品種ダルネクシャで他にはない個性を作っているのがユボ’ヴの特徴。

メルロやシラーなどの「知っている赤ワイン」が「知らないワイン」であるプラヴァッツ・マリとの間をつなぐ役割を果たしてくれるので、後述の本格派プラヴァッツ・マリの 2 本にいきなりチャレンジするのがためらわれる場合、こちらを先に試してみるといいかもしれません!

ダルマチアの代表品種プラヴァッツ・マリ 100%、プラヴァッツ・プロシュキ(赤)

プラヴァッツ・プロシュキというのは、「浜辺のプラヴァッツ」的な意味のお名前です。

フヴァル島はそもそもプラヴァッツ・マリの銘醸地として知られる土地で、その中でもさらに名高いプラヴァッツ・マリの産地が『フヴァルスケ・プラジェ』というマイクロ・リージョン。

ここは日当たりがアドリア海で最もよい(=フヴァル島は年間日照時間がアドリア海沿岸部で最長)場所に位置し、しかも海からの照り返しを存分に受けられる厳しい傾斜地で、さらに表土が少なく風が強いので、ブドウも「頑張らねば!生きねば!!」と素晴らしい実をつけてくれる、そんな場所です。

 
ツァリッチのプラヴァッツ・マリもこのフヴァルスケ・プラジェの畑で作られています。
 
なるほど、それが反映された名前なんですね。

このプラヴァッツ・プロシュキは、素直にプラヴァッツ・マリの特徴を満喫できる作り。
プラヴァッツ・マリの特徴とされる、濃厚なベリーの香りに、ドライハーブやタバコの葉のような乾燥した香り、そして甘い香りをぐっと引き締める酸味と厚みのあるタンニン、ミネラルがしっかり感じられます。

フルボディではありますが重心はさほど低くなく、口に含んだ瞬間、味わいと香りが横方向にブワッと広がるような、いい畑のプラヴァッツ・マリらしいエネルギー満載。
プラヴァッツ・マリは畑や作り手によってワインの味わいが激しく変化するタイプのブドウなので、今後の飲み比べの軸とするのにもオススメの 1 本です。

プラヴァッツ・マリの新しい方向性、プラヴァッツ・プロシュキ・バリック(赤)

上述のプラヴァッツ・プロシュキを『フヴァルの素直なプラヴァッツ・マリ』とするならば、それに手を加え、芸術性を高めたのがこちら、プラヴァッツ・プロシュキ・バリックです。

その名の通り、バリック樽を使って熟成させたこちらは、プラヴァッツ・マリそのものにはないウッディな深い香り、バリック樽から染み出すタンニンなどが加わり、全く別の円熟した姿を楽しめる 1 本。

 
『プラヴァッツ・プロシュキ』と飲み比べると、「あの子も随分立派になって…」っていいたくなる落ち着き
 
わかる!
「いい年のとり方してるよねー」ですよね

クロアチア内外からの評価も高く、つい先日行われた 2022 年度のバルカン国際ワインコンペティション(The Balkans International Wine Competition 2022 (BIWC))でも見事『Best of Country – Croatia(クロアチアから出品されたワインの中のベスト)』&『ダブル・ゴールド(全審査員が満場一致でゴールド評価)』を受賞していました。

重めの肉料理はもちろん、ダークチョコレート、ファンキーなエイジドチーズ、スモーキーなグリルなどと合わせてもいいし、インド系のスパイシーで重めの料理などと合わせてみても意外とハマるものが見つかると思います。

 
ツァリッチのワインはえびす酒店オンラインショップで絶賛販売中!
 
2022 年 7 月 31 日時点で、もうロゼの単品は売り切れてしまっている模様。
でもサマーセットならロゼが入っているので、ロゼ好きの方にはそちらがオススメです!
 
動画での説明を見たい方はこちらをどうぞ↓↓ 
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